お会式の由来

今年は宗祖第722遠忌となります

 

●お会式と云うのは日蓮聖人のご命日に、僧と俗(壇信徒)が一緒になって行なう法会のことで

正式には「宗祖御報恩会式」と云います。

御会式は、江戸時代には「御影講(みえいこう)」「大御影講(おおみえいこう)」とか

「御影供(おえいく)」とよばれていました。

松尾芭蕉の句に「御影講 油のような 酒五升」というのがあります。

日蓮聖人は酒がお好きで、遺された御書の中で「油の如き酒」と表現されたことを、芭蕉が借りたようです。

●日蓮聖人は弘安5年(1282)10月13日にお亡くなりになりました。

昔は旧暦でしたので、現在新暦にあわせると11月下旬頃になりましょうか。

ご病気の療養とご両親の墓参りを兼ね、身延の山を降りられた日蓮聖人は、

武蔵の国(今の東京)にあった池上宗仲(いけがみむねなか)公の屋敷で亡くなりました。

その折り、時ならぬ桜の花が満開に咲きほこったと伝えられています。

全国の法華宗(日蓮宗を含む日蓮聖人を祖師とする仏教教団)の寺院では、

お会式を新暦の10月13日に行なったり、月おくれの11月13日に行なったり、

あるいは旧暦の10月13日にあわせて行ったりとまちまちですが、

日蓮聖人御報恩のためのお会式は法華宗のどんな寺院でも必ず日を定めて行っている

大切な行事です。

お会式が近づくと、檀家さんが集まって紅白のお餅をついたり、色とりどりの千代紙などでたくさんの花を作り、

長い竹ヒゴに結んでお会式花を仕立てたりします。

●万灯でにぎわう「お逮夜」

10月13日だけのお会式を行う寺院が最も多いようですが、

なかには2日間とか3日間連続のお会式を執行するところもあるようです。

特に日蓮聖人臨終の地である東京都大田区池上本門寺のそれは毎年大いなる賑わいを見せます。

中でも一番にぎやかなのは「お逮夜(おたいや)」と呼ばれる12日の夜です。

「万灯(まんどう)」行列、「まとい」をふるう若者、タイコとカネでおはやしをする人、

ウチワ太鼓で一心にお題目を唱えて行列する法華信者。そしてそれを見物する人たち・・・・・・・

その様は日蓮聖人の「二陣三陣とわれにつづいて来たれ」という言葉を体験しているようです。

 

副住職は池上のお会式に

大学生を連れて行列出仕しました。

五反田の立正大学から約4時間の行程です

前から2番目が副住職です。