お彼岸の由来

 

●お彼岸とは、春分の日と秋分の日を中日とする前後三日間の

合計七日間をさします。

国民の祝日に関する法律によると、春分の日は自然をたたえ、

生命を慈しむ日、秋分の日は先祖を敬い、

亡くなった人をしのぶ日と定められています。
 

 お彼岸に法要するのは、昼夜等分の日であるところから

仏教の中道の教えにちなんで行うという説が有力です。

彼岸会は「到彼岸」の意味とされています。

「到彼岸」とはサンスクリット語(梵語)のパーラミーター

(「迷いの世界から、悟りの世界に到る」という意味)

という文句に由来しています。すなわち現在、我々が住んでいる

この迷妄の世界は「此岸」(しがん)であり、

真実の幸福の世界である仏菩薩の悟りの世界「彼岸」に

渡ることを目的とするのが彼岸会の仏教的な意味です。
 

つまりお彼岸とは、こうした仏教の教えを実践する

仏教週間ともいえるでしょう。先祖をしのび、自分が今あることに

感謝して、先祖の供養をするとともに、

自らも悟りの世界に渡れるよう精進するものです。

彼岸の入りには、家の仏壇をきれいにし、季節の花、初物、

彼岸団子、春にはぼたもち、秋にはおはぎなどをそなえましょう。

お中日には、家族そろってお墓参りし、

お寺で開かれる彼岸会に参加され感謝の気持ちを捧げましょう。

●此岸から彼岸へ。悟りの世界へと入るための「六波羅密」

「六波羅密」(ろくはらみつ)というのは、

人間が本当の幸せを掴ための六つの条件ということです。

1,布施財施 フセザイセ(財を施すこと)
  法施 ホウセ(真理を教えること)
  無畏怖 ムイフ(恐怖を取除き安心を与えること)
  の三種

2,持戒 ジカイ (戒律を守ること)

3,忍辱 ニンニク(苦しさに絶えること)

4,精進 ショウジン(常に仏道を修するための努力をすること)

5,禅定 ゼンジョウ(心を安定させること)

6,智慧 チエ (真理を見抜く力を身につけること)

●お彼岸の7日間には、この六波羅蜜に由来して

第1日目から第7日目までそれぞれ意味があります。

1日目は、「布施」を与えるという日。

「人のために惜しみなく尽くそう」という日です。

ケチン坊はこの日とくに反省しないといけませんね。

2日目は、「持戒」人間らしく生きる。

これは自分勝手に生きるなということです。

お互い仲良くやろうという日です。

3日目は、「忍辱」悲しいこと、辛いことなんて

誰にだってあるのだから、落ち込まないで頑張ろうという日です。


4日目は、お中日でお寺・お墓のお参りをして、感謝する日です。


5日目は、「精進」汗を流して自分の仕事を頑張っているか

反省する日です。

6日目は、「禅定」自分が押し流され狂ってしまっていたら、

心を落ち着けて本来の自分をとりもどす日です。

7日目は、「智慧」生まれながらにして持っている仏様と同格の心、

それを生かしていこうという日です。
 

人間は忙し過ぎても、だらだらし過ぎていてもロクなことは

ありません。春秋の一番良い時期に、

自分を振り返り人生を見つめ直しましょう。

 

法要前に副住職による

講話及び読経練習がありました

各行事30分前より行われています

住職による法要

多数の檀信徒とともに

読経・唱題いたしました